島村氏は地震学者として「地震は予知できない」として、政府が進めていた地震予知政策に反対していました。
誰も思いつかない発想で知的世界を切り拓こうとする研究者ほど、日本で研究することは危険ということになる。本書は表向きそのような主張はしないが、著者のように立派な研究をしていても逮捕される事実を見て、怖くなった。

我が事件でも二審の私選弁護人は、上告の意思を伝えたところ「金はあるか、こんなのやるだけ無駄、出所しても、もう警察には近づかないように」そして「遣り直しは利くから」これは再審請求の意味かと獄中で鋭意を研いでいた。
満期出獄して怯える原弁護士に向かい、この意味を訊ねたところ、まさかの「人生の遣り直し」生涯最悪の冗談と心に刻まれている。


島村英紀『私はなぜ逮捕され、そこで何を見たか』 島村英紀の裁判通信・最終・番外編


検察審査会の偽装議決


闇司法の戸籍改竄で数億円を奪われ 命まで狙われる小川達夫氏  原田國男の答弁書と不審FAX